タマスダレの育て方
タマスダレ
科名 | ヒガンバナ科 | 生 | 多年生植物 |
属名 | ゼフィランサス属 | 花色 | 白 |
学名 | Zephyranthes candida | 草丈 | 30cm |
耐寒性 | 強い | 日照条件 | 日向~半日蔭 |
耐暑性 | 強い | その他 | 球根植物、植えっぱなし |
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
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開花 | 🌼 | 🌼 | 🌼 | |||||||||
肥料 | 🍦 | 🍦 | 🍦 | |||||||||
植え付け 植え替え | 🌱 | 🌱 |
タマスダレは球根植物の中では珍しい常緑性多年生植物で、耐寒性・耐暑性が強く掘りあげる必要がなくとても育てやすい植物です。
葉は細長い棒状で、8月~10月に同じゼフィランサス属のサフランモドキの形状に似た白い花を咲かせます。
サフランモドキと同様に別名「レインリリー」と呼ばれており、ある程度乾燥した状態が続いた後に雨が降ると一気に花を咲かせる性質があります。
タマスダレは和名を「玉簾」と書き「玉」は白い花を指し、「簾」は葉が簾のように見えることが名前の由来になったといわれています。
1.性質と生育環境
タマスダレは3月~4月に球根を植え付けます。
日当たりを好み年間を通してよく日に当てることで丈夫に大きく育ちますが、多少日当たりが悪いところでも育ちます。
多少の乾燥、多湿状態にも強く耐暑性・耐寒性もあり非常に強健で育てやすい植物です。
一見寒さで枯れてしまいそうなか細い葉を持っていますが、見た目とは裏腹に寒さに強く常緑で越冬します。
開花期間は8月~10月で一つの花茎に一つ花を付けます。
年間を通して葉が茂っていて休眠期間がないので庭がさみしくなりません。
2.用土
市販の花の土か、赤玉土7・腐葉土3のブレンド土。
培養土なら元肥は必要ありませんがブレンド土には固形の緩効性肥料を混ぜ込みましょう。
地植えにする際は水はけ・水持ちが共に良い環境に植え付けましょう。
土壌の乾燥が続いた後の雨後に一斉に花開く姿は見ごたえがあります。
3.水やり
地植えは降雨に任せます。真夏に日照りが続き土が乾ききっているようなら水をあげてください。
鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷり水をあげてください。冬の間は水やりは控えめにしましょう。
4.肥料
植え付けの際に元肥を混ぜ込みます。
追肥は春と秋、3月~4月と9月頃に1回固形の緩効性肥料を与えます。
地植えは追肥の必要はありませんが生育が悪いなと感じるようであれば追肥をあげてください。
5.植え付け・植え替え・増やし方
植え付け適期は3月~4月で同時期が植え替え時期です。
地植えは5年ほど、鉢植えは2年~3年植えっぱなしで育てます。株が大きくなり込み合ってきたら植え替えをしましょう。
同時に株分けをして増やすことができ、こぼれ種でも増えます。
常緑性なので葉がついたまま堀あげます。