サフランモドキの育て方(カリナタ)
サフランモドキ(カリナタ)
科名 | ヒガンバナ科 | 生 | 多年生植物 |
属名 | ゼフィランサス属 | 花色 | ピンク |
学名 | Zephyranthes Carinata(Z.grandiflora) | 草丈 | 20cm |
耐寒性 | やや弱い | 日照条件 | 日向~半日蔭 |
耐暑性 | 強い | その他 | 球根植物 晩秋に地上部が枯れ越冬 |
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
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開花 | 🌼 | 🌼 | 🌼 | |||||||||
肥料 | 🍦 | 🍦 | ||||||||||
植え付け 植え替え | 🌱 | 🌱 |
ヒガンバナ科ゼフィランサス属のゼフィランサスグラスカリナタは、その姿がアヤメ科・クロッカス属のサフランに似ている事からサフランモドキ(洎夫藍擬)という名で呼ばれるようになったそうです。
線形の草はよく似ているがサフランモドキには香辛料として貴重とされているサフランの特徴的な赤い雌しべはありません。
両者を比べて見ても見間違える程酷似しているわけではないようです。
春植え夏咲きの多年草で、強健で育て易い植物です。
耐暑性がありますが、ゼフィランサス属の他の種に比べるとやや耐寒性が弱いです。
直立した細長い花茎から真上〜斜め上を向いて薄〜濃桃色の六〜八弁の花が咲きます。
乾燥が続いた後に雨が降ると一斉に開花することから‘Rain Lilly’レインリリーとも呼ばれています。
これはサフラン↓
1.性質と生育環境
カリナタは戸外の日当たり〜午前中日の当たる半日陰に地植え、鉢植えで育てます。
乾燥を好むので風通しが良く水が堪らない水はけの良い土壌に植えつけます。
4月〜5月に植え付け、7月〜9月に開花して晩秋には地上部が枯れ越冬します。
土が凍るような寒冷地域では凍結対策にマルチングをするか掘り起こして鉢に移し霜と寒風が当たらない場所で越冬させます。
暖地や霜が少なく凍結の心配が無い地域では植えっ放しで越冬させます。
1つの花の開花期間は1〜3日と短いですが、夏〜秋口にかけて次々と開花して見ごたえがあります。
花ガラは花茎ごと地際からこまめに刈り取ります。
2.用土
市販の花の土か、赤玉土6・腐葉土3・パーライト1のブレンド土。
乾燥を好むので水はけと通気性の良い土壌作りをしましょう。
土作りの際に固形の緩効性肥料を元肥して混ぜ込みます。
培養土の場合は元肥は必要ありません。
3.水やり
地植えは降雨に任せます。
真夏の日照りが続いて土がカラカラに乾いているようなら様子を見ながら水をあげて下さい。
鉢植えは土の表面が乾いてからたっぷり水をあげて下さい。
土壌の多湿の状態が続くと根腐れを起こし枯れてしまうので、土の表面が乾いてから水をあげましょう。
4.肥料
4月と10月に固形の緩効性肥料を与えます。
植え付ける為の土作りの際に固形の緩効性肥料を元肥として混ぜ込みます。
5.植え付け・植え替え・増やし方
植え付け時期は4月〜5月。霜の心配が無くなり日中の気温が上がり出してから植え付けます。
地植え鉢植えとも4年〜5年で植え替えをします。
鉢植えは花付きが悪かったり株が大きくなっていたり混み合っていれば2〜3年で植え替えをします。
根を傷つけないように深めに掘り起こしましょう。
植え替えと同時に株分けをして増やします。