チューリップの育て方

2019年1月9日春の花,多年草,季節の花,宿根草,球根植物,ユリ科

チューリップ 

科名 ユリ科 多年生植物
属名 チューリップ属 花色 赤・白・黄色・ピンク・オレンジ・紫
学名 Tulipa   草丈 20cm~70cm
耐寒性 強い 日照条件 日向
耐暑性 休眠期 その他 球根植物 夏~冬は休眠
 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
開花🌷🌷🌷
肥料🍦🍦🍦🍦🍦
植え付け
植え替え
🌱🌱

チューリップは秋に球根を植え、春に花を咲かせて夏には花は散り葉も枯れて休眠します。
植え付けてから目が出るまでが長いので水やりを忘れがちになりますが開花期間が短いので比較的育てやすい植物です。花が終わった後の管理法を知っていればまた来年咲かせる事ができます。

1.球根の植え付け時期

日中の気温が15℃前後になる10月〜11月に植え付けます。
地域によりかなり差があるので、紅葉の見頃を目安にして暖かい地域も年末頃までには球根を植え付けましょう。
植え付け時期を過ぎると根張りが悪くなり生育も悪くなります。
良い球根を選ぶポイントは、手で持った時に重みと丸みがあり大きくしっかりしたものを選びましょう。
傷がついていたりスカスカだったり病気が見受けられるものは避けます。

2.土と植え付け方

ブレンド土は赤玉土7・腐葉土3に元肥として固形の緩効性肥料を混ぜ合わせます。
もしくはチューリップ専用土や花苗の土に植え付けましょう。

地植え・鉢植え・プランターで生育できます。
地植えの場合は地表から球根3つ分の深さに植え付け、鉢植えの場合はなるべく30㎝程の深さのあるものを選び地植え同様に植えます。
プランターだと浅すぎるので、球根の上部に軽く土がかぶる程度に植え付けます。

3.植え付け場所と水やり

植え付け場所は戸外の日中日が当たる場所で、しっかり寒さに当てる事で根をはるので寒くて雪雨風があたる場所で生育させましょう。

植え付けてから3月頃までは芽が出ない為水やりを忘れがちですが、必ず表面が乾いたらたっぷり水をあげ水切れを起こさないようにして下さい。
水のやりすぎは球根腐敗病の原因になるので必ず表面が乾いてからたっぷり水をあげましょう。
マンションのベランダに置く場合は日当たりと風通しが良い場所に置きます。
室内では暖かすぎて生育しないのでベランダに出してしっかり寒さに当てましょう。

4.芽が出たら

3月に入り暖かくなってくると芽が出始めます。
芽が出てから花が枯れるまでの間に液体肥料を10日〜2週間に1度与えます。
芽が出てからは根が良く水を吸うので水切れを起こさないよう表面が乾いたらたっぷり水をあげます。
また、アブラムシがつきやすくなるので見つけ次第薬剤の散布や手でとるなどして除去しましょう。

5.花が咲いてから

開花後は半日陰で寒い場所におくと長く開花を楽しめます。
日が良くあたり暖かい場所では花は早く終わります。
開花後に根元から切り、切り花にしても長く開花を楽しめます。
翌年も同じ球根で花を咲かせたい場合は、花が開ききって散る前に花茎ではなく小房から切りましょう。
花茎と葉は花が終わった後も光合成をして球根に栄養を送るので、日当たりの良い場所で管理し自然に枯れ落ちるのを待ちます。

6.葉が枯れてから掘り上げ・植えっぱなし

6月になり花が散り葉も黄色くなり枯れたら、球根を掘り上げます。
土を払い落とし根を手でちぎり落とします。
ハサミだと雑菌やウイルスが付着している場合があるので清潔なハサミを使用しましょう。

分球していたら大きいものをネットに入れて雨の当たらない風通しの良い日陰で秋まで保存します。
地植えの場合で近くに周りの植物を駆逐する程の繁殖力を持つ植物がなく病気や腐敗がなく環境が良ければ2、3年植えっぱなしでも咲いてくれます。

(※分球していて小さいものは、太らせ発芽させられるようになるまでに数年要するため破棄しても良いですし、毎年大きい球根と一緒に植えて発芽を待ちます。個人で楽しむには何年もかかり面倒で忘れがちになるので大きい球根だけを選んだ方が気楽です。)