ローズマリーの育て方
ローズマリー
科名 | シソ科 | 生 | 多年生植物 |
属名 | マンネンロウ属 | 花色 | 紫 青 赤紫 白 ピンク |
学名 | Rosmarinus officnalis | 樹高 | 30cm~2m |
耐寒性 | 強い | 日照条件 | 日向 |
耐暑性 | 強い | その他 | 常緑性低木 食用 ハーブ 立ち性・半立ち性・匍匐性 |
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
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開花 | ||||||||||||
肥料 | 🍦 | 🍦 | 🍦 | 🍦 | ||||||||
植え付け 植え替え | 🌱 | 🌱 | 🌱 | 🌱 |
ローズマリーは地中海沿岸地方原産で地植え・鉢植えで育てられ夏越し・冬越しができる常緑性低木。
とても香りが良く主に肉料理や卵、トマト料理、パスタなどを使って食材によく合い、化粧品や石鹸、アロマオイル、リースと多岐に渡って使用されているハーブです。
立ち性・半立ち性・匍匐性があり自身の好みに合わせて、お庭の環境に合わせてマッチする形状を選んでみましょう。
1.性質と生育環境
地植え・鉢植えどちらも可能で、戸外の日当たり〜半日陰、風通しが良く水はけの良い場所に植え付けます。
梅雨の多湿が苦手な為雨が溜まらない風通しが良い場所で。
耐暑性が強く真夏も戸外の日当たりで管理できます。
冬は霜が少ない平地や暖地では戸外で越冬されることができます。
長期間霜に当たったり強い寒波がくると葉が痛み枯れてしまうので、山沿いの地域や寒冷地では鉢植えで管理し冬は室内の暖房の風が当たらない日が当たる窓辺で管理しましょう。
株が小さいうちは寒さに弱いですが、大きく成長すると寒さに強くなります。
2.用土
市販されているハーブの土か、赤玉土7・腐葉土3のブレンドに1割程大粒の赤玉土や鹿沼土を混ぜ込み通気性、排水性を良くします。
排水性と通気性が良ければ痩せた土でも育ちます。
酸性土壌を嫌うので植え付けの2週間前に苦土石灰を混ぜ込んでおきましょう。
3.水やり
鉢植えの場合は、多湿を嫌う為土の表面が乾いてからたっぷり水をあげます。
やや乾燥気味に管理します。地植えは降雨に任せますが、真夏の日照りの中ではあっという間に土壌がカラカラになるので様子を見つつ水をあげてください。
4.肥料
ローズマリーは痩せた土壌でも元気に育ち肥料がなくても十分元気に育つので地植えにしている場合はあまり気にする必要はありません。
鉢植えの場合は成育期である4月〜5月、9月〜10月に液体肥料を10日に1度、
もしくは固形の緩効性肥料を月に1度与えてあげるとより一層グングン成長します。
5.剪定・収穫
春から秋にかけてグングン成長するので、葉茎が伸びて来たら収穫を兼ねて細めに剪定し脇芽を増やしこんもり大きくしていきます。
株が小さいうちは成長がゆっくりなので収穫は考えず脇芽を増やす事を考え様子を見つつ少しずつ剪定してあげて下さい。
大きくなった株は高温多湿になる梅雨前に混み合った部分をすかすように剪定し風通しを良くし蒸れにくいようにしてあげます。
霜が降り、前にも春に良く芽吹くよう剪定をします。
収穫は成長が止まる冬以外の春〜秋に行います。
新芽が出ている柔らかい穂先5〜10㎝を収穫します。
6.植え替え
ローズマリーは移植を嫌い一旦地植えにした場合は移植できません。
根張りが良く根を傷つけずに掘りあげることはかなり困難なので、無理に掘りあげると枯れてしまいます。
鉢植えの場合は根がよく張りだし株が大きくなると根周りが早くなってくるので1年に1度4月〜5月か9月〜10月に植替えをします。
根を崩し過ぎないよう優しく古い土を落とし詰まった下部3分の1程度を切りほぐし一回り大きな鉢か、それ以上大きくしたくない場合は同じサイズの鉢に植えます。
7.増やし方
春と秋に挿し芽で増やすことができます。
新芽がついた枯葉のない健康な茎の上部5㎝程切り下葉を優しく取り除いて湿らせた挿し芽用土に割り箸などで穴を開けて挿します。
この時切り口に発根促進剤をつけておくと発根しやすいです。
水を切らさないように注意しながら明るい日陰で管理し、3週間〜1ヶ月程で発根します。
発根したら徐々に日当たりに移動させて細めに剪定をしながら脇芽を増やし大きく育てましょう。
余談
