アベリアの育て方
アベリア
科名 | スイカズラ科 | 生 | 半常緑性多年生植物 |
属名 | ツクバネウツギ属 | 花色 | 白 |
学名 | Abelia grandifloa | 樹高 | 1~1.5m |
耐寒性 | 強い(寒冷地では葉が落ちる) | 日照条件 | 日向 |
耐暑性 | 強い | その他 | 低木 |
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花 🌼 🌼 🌼 🌼 🌼 🌼 🌼
肥料 🍦 🍦 🍦
植え付け
植え替え🌱 🌱 🌱 🌱 🌱 🌱 🌱
アベリアは暖地では早くて5月下旬〜10月にかけて白く小さな鐘形の花を沢山咲かせる半常緑性低木です。
その小さな花からは決して強くは香るわけではありませんが、
アベリアが植えてある生垣の側を通るとフワッと優しくほんのり甘い良い香りがします。
耐寒性、耐暑性があり病害虫がほとんどなく強健で公園や道路、会社や民家の生垣によく植えられています。関東以西では常緑で越冬するが関東以北の霜が多く寒風が吹き付ける寒冷地では冬の間落葉し越冬します。
1.性質と生育環境
日当たりが良く風通しと水はけが良い場所に植え付けます。
半日陰でも育ちますが花が少なくなるので日中日の当たる場所が適切です。
鉢植えも可能ですが、低木であっても成長が早く大きな鉢が必要になり、そうなると植え替えも大変な作業になるので地植えが望ましいです。
耐暑性があり真夏の炎天下でも元気に花を咲かせます。
耐寒性も十分にありますが、霜が多い地域や寒風が吹き付ける寒冷地では落葉して越冬します。
暖地でも山沿いや寒風が吹き付ける場所だと葉が痛み落葉して越冬します。
病害虫がほとんど見られず、強健で管理がしやすいので公共施設や会社の生垣に植えられている姿をよく目にします。
2.用土
市販の花の土か、赤玉土7・腐葉土3のブレンド土。多湿にならないように水が溜まらない水はけが良い場所に植え付けます。
3.水やり
地植えは降雨に任せますが、真夏の日照りが続き土壌がカラカラになっているようなら様子を見ながら水をあげて下さい。鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷり水をあげて下さい。冬は生育が鈍っているので控えめに、乾燥気味に管理しましょう。
4.肥料
肥料は決して多く必要とはしませんが、2月〜3月に、春先の成長に備えて寒肥をします。固形の緩効性肥料を月に1回与えて下さい。開花途中の残暑が過ぎた秋口に固形の緩効性肥料を1回与える程度で。
5.植替え・植え付け
3月〜6月・9月〜11月に植替え、植え付けをします。地植えは植え替えの必要はありません。鉢植えは根が回って水の吸い込みが悪くなっていたり、株が鉢に対して大きく成長している場合は1〜2年を目安に植替えましょう。
6.剪定・増やし方
アベリアは剪定に強く、伸びきった枝をバッサリ切り落としても再び元気に成長します。
5月〜10月頃までは絶え間なく花が咲き続けるので、開花が終わる10〜11月に樹形を整えるための剪定をします。
夏の間に枝が伸び樹形が崩れたら整える程度に刈り込んでも構いませんが、この夏の開花時期にあまり強く狩り込んでしまうと秋の開花が少なくなります。
かるく刈り込む程度であれば夏の剪定後もしっかり新芽が伸び、また秋に沢山花を咲かせてくれます。
生育が旺盛なため、春がきて温かくなってくると徒長枝が出てきて格好が悪くなるので、徒長枝は出次第随時根元から刈り込みましょう。
アベリアは挿し木で増やす事ができます。
適期は春と秋に、健康な茎を10センチ程の長さに切り半分の下葉を取り除き、半日ほど水を入れたコップに挿し十分に吸水させます。
そして赤玉土や挿し木専用土に挿し明るい日陰で水を切らさないように管理します。
すると1〜2ヵ月程で発根し活着します。