ゼラニウムの育て方
ゼラニウム
科名 | フウロソウ科 | 生 | 多年生植物 |
属名 | テンジクアオイ属 | 花色 | ピンク・白・赤・オレンジ・紫 |
学名 | Pelargonium hortorum | 草丈 | 20cm~100cm |
耐寒性 | 強い | 日照条件 | 日向~半日蔭 |
耐暑性 | 強い | その他 | 四季咲き性 |
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花 🌼 🌼 🌼 🌼 🌼 🌼 🌼 🌼 🌼 🌼
肥料 🍦 🍦 🍦 🍦 🍦
植え付け
植え替え🌱 🌱 🌱 🌱
品種により化粧品や石鹸、アロマオイルなどで親しまれ女性ならばその名前をよく目にする花ではないでしょうか。
ローズゼラニウム、センテッドゼラニウムなど様々な種類があり性質は皆よく似ていますが個々に独自の香りをもっています。
その強い香りは虫除け効果があると言われており、夏に虫除けを目的にしたラベルが貼られたものをよく見かけるようになりました。
1.性質と生育環境
暑さ寒さに強く戸外で地植え鉢植えどちらでも育てられます。
しかし霜に当たったり強い寒波がくる寒冷地では株が痛んだり枯れてしまうので、寒冷地や山沿いの地域では冬場は鉢植えにし室内の日当たりの良い窓辺で管理する事をおすすめします。
夏の暑さにも強いですが多湿に弱いので高温多湿にならないよう風通しの良い涼しい場所で育てます。
戸外の日中日が当たる場所か半日陰で管理します。日当たりが悪いと花付きが悪くなったり、斑入りの葉のものは斑が入らなくなったりします。
真夏はできれば午後の強い西日を避けると良いです。
2.用土
市販されている花と野菜の培養土か、赤玉土7・腐葉土3をブレンドしたものに元肥として固形の緩効性肥料と、排水性と通気性を良くするために1割程大粒の赤玉土や鹿沼土を混ぜ込みます。
弱アルカリ性を好むため植え付けの2週間前に苦土石灰を混ぜ込んでおきましょう。
3.肥料
肥料は夏と冬以外の春(4月〜6月)と秋(9月〜10月)に固形の緩効性肥料を月に1回か、液体肥料を10日に1回与えます。
4.水やり
多湿にならないようやや乾燥気味に管理し、土の表面が乾いてからたっぷり水を入れあげましょう。
5.剪定
花がらは小まめに摘み取ります。草姿が崩れて不恰好になったり大きくなり過ぎた場合は節目から切り戻しましょう。節目からまた新たに脇芽が出るので地際近くからバッサリ切り戻しても大丈夫です。生育が鈍る夏と冬は避け春か秋に行いましょう。
6.植え付け・植え替え
4月〜5月・9月〜10月に行います。鉢植えの場合は、生育が良く根周りが早いので根を崩したり古い根は切り取ってから植え付けます。
現在の大きさからあまり大きくしたくないようなら根を切りほぐしてから同じサイズの鉢に植え替えます。
ゼラニウムは根を少々切ったぐらいでは枯れませんが、細菌の感染を防ぐ為必ず消毒した清潔なハサミを使用して下さい。
7.増やし方
春と秋に挿し芽で増やす事ができます。
梅雨〜夏は高温多湿になるため初根するまでに腐りやすく、冬は寒さで生育が鈍るため適期ではありません。
新芽がついた間伸びや病気、黄葉がない健康な茎の上部を葉が5、6枚残る長さで切ります。
挿し芽専用土か、赤玉土と腐葉土、バーミキュライトなどをまぜ込んだ土を湿らせておき割箸などで穴を開けて穂を挿します。
挿す前に茎の切り口に発根促進剤をつけておくと発根しやすくなります。
発根するまでは明るい日陰で水を切らさないように注意しながら管理します。
3週間〜1ヶ月で発根します。発根したら植え替えて半日陰から徐々に日当たりに移動させて摘心をし脇芽を増やして大きく育てましょう。