オレガノ ケントビューティーの育て方
オレガノ ケントビューティー
科名 | シソ科 | 生 | 多年生植物 |
属名 | オレガノ属 | 花色 | ピンク |
学名 | Origanum 'Kent Beauty‘ | 草丈 | 20cm~40cm |
耐寒性 | 強い | 日照条件 | 半日蔭~日向 |
耐暑性 | やや弱い 高温多湿を避け半日蔭へ | その他 | 多湿が苦手 ドライフラワー |
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花 🌼 🌼 🌼
肥料 🍦
植え付け
植え替え🌱 🌱 🌱 🌱
オレガノケントビューティーは耐暑性、耐寒性のある多年草のハーブ。
用途としては観賞用で梅雨前に刈り込んだ葉茎をドライフラワーとして活用できます。
5月〜7月に葉先が青みを帯びたピンク色になり、ピンク色の葉に隠れるように小さな小さな愛らしい花を咲かせます。
特徴ある容姿と緑の葉とのコントラストが大変美しいハーブです。
多湿が苦手で梅雨時期に蒸れて葉が黒くなり枯れる事があり少し育てるのが難しいので注意が必要です。
1.性質と生育環境
ケントビューティーは日当たりを好み、しっかり日に当てる事で5月〜7月にピンク色に色付きます。
日当たりが悪いと緑葉のままなのでよく日に当ててあげましょう。
しかし日本の特徴的な気候である高温多湿が苦手なので地植えよりも鉢植えで管理して梅雨時期の雨の日は風通しの良い軒下へ移動させ、真夏は半日陰〜明るい日陰の雨の当たらない風通しが良く涼しい場所で管理して下さい。
耐寒性があり冬も戸外で越冬できます。
暖地だと常緑のまま越冬しますが霜が降りる地域や寒冷地では地上部が枯れる事がありますが、根が凍らなければ生きているので春に再び芽を出します。地上部が枯れたら根が凍ってしまううのを防ぐため敷き藁をしてあげて下さい。
2.用土
市販のハーブの土か山野草の土のような水はけの良い土を選んで下さい。ブレンド土は赤玉土6・腐葉土3・川砂1かパーライト1等水はけの良い土壌作りをして下さい。
地植えにしている場合は水が堪らない水はけの良い場所に植えて下さい。
できれば降雨の当たらない日当たりが良い軒下が望ましいです。
3.水やり
地植えにしている場合は降雨に任せますが霜真夏の日当たりが続く場合は様子を見て水やりして下さい。
多湿が苦手なので乾燥気味に管理します。
土の表面がしっかり乾いてからたっぷり水をあげて下さい。
4.肥料
ケントビューティーは肥料はほとんど必要ありません。
なくても十分元気よく育ちます。強いて言えば4月辺りに液体肥料を1回与える程度で。
5.植え替え・増やし方
4月、9月に植え替えます。植え替えと同時に株分けして増やせます。
挿し穂でも増やす事ができ今年伸びた健康な新芽を10㎝程に切り、上部の葉を3枚程残して下葉を取り除き1時間水揚げしてから赤玉土や挿し木専用土等の清潔な土に挿し水を切らさないように明るい日陰で管理します。
6.切り戻し
梅雨の長雨が降る前に収穫を兼ねて地際10㎝ほどからばっさり切り戻すか混み合っている部分を切り戻して風通しの良い状態にしましょう。
株が混み合ったままだと蒸れやすく病気の原因になり枯れる恐れがあるので美しく咲いているのを選定するのは心苦しいですが収穫を兼ねて切り戻しましょう。
収穫したら風通しの良い日陰に逆さに吊るして良く乾かしドライフラワーとして楽しめます。