スノーフレークの育て方
スノーフレーク
スノーフレークは秋に球根を植えて翌年の春に開花する球根植物です。
和名を鈴蘭水仙と言い鈴蘭によく似た小さな釣鐘状の花先に緑色の小さな斑が入った白い花を咲かせます。
葉は水仙のように細長く線状です。
原産地のオーストラリアなどでは夏に開花するためサマー・スノーフレークと呼ばれています。
球根を秋植えしてから翌年2月ごろに芽吹き始め、その後夏の間は休眠します。
開花期間はおよそ1~2カ月間と短いですが、春の訪れを告げる小さくて愛らしい花が魅力のとても人気がある花です。
科名 | ヒガンバナ科 | 生 | 多年草 |
属名 | スノーフレーク属 | 花色 | 白い花に緑の斑点 |
学名 | Leucojum aestivum | 草丈・樹高 | 20~45cm |
耐寒性 | 強い | 日照条件 | 日当たり~半日蔭 |
耐暑性 | 強い 5月~翌年2月上旬頃まで休眠 |
その他 | 秋植え球根植物 |
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花 🌼 🌼 🌼
肥料 🔵
植え付け
植え替え🌱 🌱
1.性質と生育環境
スノーフレークは残暑が過ぎ去って涼しくなった10月~11月に球根を植え付けます。
戸外の日当たり~半日蔭になる水がたまらない水はけが良い土壌に植え付けます。
できれば半日蔭の場所よりも日中日の当たる場所が望ましいです。
植え付けてから翌年2月ごろに芽が出始め3~4月に開花します。
そして花が終わってしばらくしてだんだんと暑さが厳しくなってくる5月~6月ごろには地上部が枯れ休眠期に入る、このサイクルを繰り返します。
耐寒性が強く土が凍らない場所であれば植えっぱなしで大丈夫です。
花が終わったら種を付けるため球根に養分がまわらなくなります。種を取らない場合は花が終わったら早めに花茎を根元から刈り取ってください。
花が終わった後残った葉はしばらくの間光合成をして球根を太らせるので、葉は刈り取らず黄色くなり枯れるのを待ちます。
梅雨前に葉が黄色くなり枯れ始めたら地際からバッサリと刈り取ってください。
球根は長い休眠期に入り翌年2月ごろまでは特に何もせずそのまま植えっぱなしで大丈夫です。
2.用土
市販の花苗の土、ブレンド土なら赤玉土7・腐葉土3。水はけがよい土壌を好むのでパーライトや川砂を1割ほど加えてやると尚良いです。
ジメジメした水はけの悪い場所では球根が腐ってしまうため避けてください。
3.水やり
地植えの場合は降雨に任せますが、生育期間中に雨が少なく土壌がからからに乾くようであれば様子を見て水をあげてください。
鉢植えの場合は土の表面が乾いてからたっぷり水を与えます。
秋に球根を植え付けてから葉が枯れる5月ごろまでは水を切らさないように注意しましょう。
葉が枯れてからは休眠期に入るので水やりは必要ありません。
休眠期は雨の当たらない軒下などに鉢ごと移動させましょう。
4.肥料
地上の場合は特に肥料は必要ありません。植え付ける際に固形の緩効性肥料を混ぜ込む程度で構いません。
鉢植えの場合は花が咲いた後に液体肥料を少量与えます。
5.植え替え.増やし方
スノーフレークは地植えであれば4年~5年ほど植えっぱなしにしていても大丈夫です。
鉢植えの場合は2年~3年くらいを目安に植え替えます。
株が大きく成長して込み合っている場合は植え替えと同時に株分けをして増やします。