ケイトウ(セロシア)の育て方
ケイトウ(セロシア)
科名 | ヒユ科 | 生 | 一年生植物 |
属名 | ケイトウ属 | 花色 | 赤・ピンク・黄色・橙色・赤紫 |
学名 | celosia argentea | 草丈 | 20cm~1m |
耐寒性 | なし | 日照条件 | 日向 |
耐暑性 | 強い | その他 | 色鮮やか |
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花 🌼 🌼 🌼 🌼 🌼
肥料 🍦 🍦 🍦 🍦 🍦 🍦
植え付け
植え替え🌱 🌱 🌱 🌱
その名の通り真っ赤に燃えるような花がニワトリのトサカに見えることから鶏頭と呼ばれるようになりました。夏〜秋にかけて咲く花の色は赤、橙色、黄色、ピンク、赤紫と様々で、
ニワトリのトサカの様な形て花先がウネウネとうねっているトサカ系、
トサカ状の花が一つの花茎から密集して球状になる久留米系、
猫の尻尾のような猫じゃらしのような細長い円錐状の花を多数に分岐をして花を咲かせるノゲイトウ、
園芸店でカラフルな色合いでコンパクトにまとめられた苗をよく見かけ羽毛のような円錐状の花を多数に分岐して咲かせる羽毛系
等があり形状も花色も様々です。
トサカのような形をしているグループは切り花に利用されています。
ふわふわもじゃもじゃしていて初めて見ると驚きと不思議な印象です。
あまりにも鮮やかで美しい色合いで、柔らかく肌触りが良く撫でてやりたくなる花です。
1.性質と生育環境
ケイトウは非耐寒性の春蒔き一年草で真夏の厳しい暑さに強く7月〜11月にかけて長い間花を咲かせ、10〜11月には寒さで枯れてしまいます。
日当たりの良い戸外で管理し、蒸れるのが苦手なので水はけが良い土壌で風通しの良い場所に植え付けます。
ケイトウの根は直根性で移植を嫌うので一度植え付けたら移動はさせません。無理に移植をして根が傷つくと枯れてしまいます。
その燃えるような色鮮やかな花はドライフラワーにしても色褪せが少なく咲き終わる前に収穫して日陰の風通しの良い場所で吊るして乾かしドライフラワーとして利用されることも多いです。
2.用土
市販の花苗の土か赤玉土7・腐葉土3のブレンド土。
蒸れるのが嫌いなので水はけが良い土壌に植え付けましょう。
アルカリ性の土壌を好むので土ずくりの際に苦土石灰を少量混ぜ込んでおきましょう。
3.水やり
地植えの場合は降雨に任せますが、真夏の日照りが続く場合は様子を見て土壌が乾ききっているようなら水をあげて下さい。鉢植えの場合は表面が乾いてからたっぷり水をあげて下さい。真夏の炎天下の下ではあっという間に水が切れるので、真夏の晴天時は朝夕の2回水やりをするように心がけましょう。
4.肥料
地植えの場合は予め肥料が含まれている培養土か、緩効性肥料を混ぜ込んだ土であれば追肥の必要はありません。鉢植えの場合は芽が出始め開花が始まる5月〜8月に2週間に1回程度液体肥料を与えます。
5.ふやし方
発芽気温が25℃以上と昼夜との気温差が小さくなる5月〜遅くて8月中旬頃までに種まきをします。
ケイトウの種は嫌光性なので植え付けてから芽が出るまでは日光が種に直接当たらないように薄く覆土します。
発芽までは明るい日陰で管理し土を乾燥させないようにします。
種蒔きポットで種蒔きした場合は移植する際に根を崩さないように注意して下さい。
環境が合えば零れ種でふえることもあります。
市販されている苗は、十分に気温が上がった5月〜6月以降に出回る苗を購入しましょう。