ハーバリウムとは?簡単な作り方
ハーバリウムとは?herbarium
植物学において保存された植物標本の集積を指す言葉で植物標本集のこと。また、ハーバリウムは植物標本が所蔵されている建物や調査機関など植物標本館を指す言葉でもあり、植物分類学研究に置いて分類群や類型を調べる参考資料として不可欠であり世界各国に存在し大変重要な役割を担っている。
また研究対象ではなく個人の鑑賞目的として作成されたインテリアとしての植物標本も同じくハーバリウムと呼ばれる。今回ご紹介しているのはこちらのハーバリウム。
最近インテリアとして人気が出ているハーバリウム
ここ最近花屋や雑貨店、ワークショップなどでよく目にするようになったハーバリウム。透明の細長いガラス瓶にドライフラワーを入れて専用のオイルを流し込み密閉されたもの。インテリアとして使用する植物標本として現在人気を博しています。作るのが比較的簡単でワークショップも盛んに行われています。作成してから3ヶ月〜1年程色鮮やかな姿を保ったまま鑑賞することができ、月日と共に褪せてゆく姿もまた美しく見応えがあるとされインテリアの1つとして空間に華やかさと気品さを与えてくれます。
ハーバリウムの作り方
用意するもの
お好きな素材(ドライフラワー、生花は✖️)
お好みでラメやその他の素材
お好きな形の蓋付の密閉できる瓶
オイル(ミネラルオイル、流動性パラフィン、シリコンオイル等の表記があるもの)
容器の消毒剤(アルコールorエタノールor熱湯消毒orミルボン等)
ピンセット・竹串(あると便利)
①まずは使用する容器を食器用洗剤で構いませんので必ず良く洗います。洗い終わったら容器を消毒殺菌します。水分が残ることがないようにしっかりと乾かします。ここで必ずしかりと洗浄・消毒・乾燥を行わないとカビや腐敗の原因になりますので、長い期間綺麗な姿を保つようにする重要なポイントになります。
②お好きなドライフラワーを瓶の中に丁寧に入れる。これもまた水分が残らないようにしっかりと乾燥させた物を使用して下さい。写真のハーバリウムは子ども作でしてかなり詰め込んでいますが、本来の目的は標本なので詰め込まずに長めの花茎をスッと2〜3本入れると見応えがありとても綺麗です。1種類だけ入れてnameシールを付けたりするのも可愛いです。白い花はオイルが馴染むと透明になり見えにくくなりますのでさりげなく入れる程度に。花により浮いてきやすいものもあります。
③素材を入れ終えたらオイルを静かにゆっくりと流し込みます。‼︎火気厳禁‼︎小さなお子様は大人の方に入れてもらいましょう。蓋をしっかり締めて出来上がり。とっても簡単ですね。高温になる場所や直射日光を避けて保管して下さい。
ハーバリウムの人気が高まっているので専用オイルやハーバリウム向けの細長い瓶などを取り扱うショップが増えてきています。専用オイルを買う際は必ず成分が表記してあるものを選びましょう。ベビーオイルで作るという情報もありますが、添加物が入っていないものが望ましいです。
小さなお子様がいらっしゃるご家庭では蓋を開けてしまわないようにしっかりと閉め、シールを貼るなどして開けられないように工夫して、お子様の手の届かない場所に置いて下さい。瓶ではなく瓶と遜色のない形をしたプラスチックの容器だと割れの心配がなく高いところに置いていても安心です。
既製品をショップや作家から購入する際はオイルの成分が明記してあるものを購入しましょう。まだ流行り始めたばかりで、成分を非公開にしているショップや作家が多いようです。内容物とオイルの成分が明確で、作成日、保管方法や注意発起も促している信頼できるショップ、作家から購入する様にしましょう。