ハツユキカズラの育て方

2019年12月3日春の花,低木,多年草,キョウチクトウ科

ハツユキカズラ 

科名 キョウチクトウ科 多年生植物
属名 テイカズラ属 葉色 緑 白 ピンク
学名 Trachelospermum asiaticum  草丈 50cm~
耐寒性 強い 日照条件 半日蔭~日向
耐暑性 強い その他 常緑性 蔓性 カラーリーフ 斑入り

ハツユキカズラはテイカカズラの斑入りの斑入り品種で、赤よりのピンクの新芽を出しピンクから白、白から緑へ葉色が変化して行きます。
常緑性低木の多年草でピンク色の葉先、白、緑と変わっていくコントラストが美しく、秋には紅葉して年中見る者を癒やし楽しませてくれます。
耐寒性・耐暑性があり、年中戸外で管理でき蔓性植物であるため主な用途でグランドカバーとして人気があり、寄せ植えやハンキングにして楽しまれています。

1.性質と生育環境

ハツユキカズラは強健で耐寒性と耐暑性があり日当たりと水はけが良い場所であれば元気に育ち、初心者でも非常に育てやすい植物です。
湿り気のある土壌を好みますが、乾燥にも少しくらいは耐えられます。
耐陰性もあり明るい日陰でも育ちますが、よく日に当てることで新芽が色付くので必ず日当たりの良い場所に植えましょう。
暖地では常緑で寒さ対策無しでも越冬しますが霜が降りる寒冷地だと葉が痛んだり地上部が枯れることがあります。
ですが地中で根が生きていれば春に再び芽をだします。
寒冷地では寒冷紗を設置したり寒さ対策をします。鉢植えであれば室内の暖房が風があたらない日当たりへ。
真夏の強い直射日光で葉焼けを起こすことがあります。
葉焼けがひどいようなら日陰を作るか、鉢植えは午前中に日が当たる半日陰へ移動させてください。
株が若いものや日差しに慣れていないものは葉焼けを起こしやすいので徐々に強い日差しに慣れさせるようにします。

2.用土

市販の花の培養土か、赤玉土7・腐葉土3のブレンド土。

3.水やり

土の表面が乾いたらたっぷり水をあげます。
湿り気のある土壌を好むのであまり乾燥させすぎないようにしましょう。
地植えの場合は降雨に任せますが、真夏の日照りが続く場合は様子を見て水をあげてください。

4.肥料

4月〜10月に月に1度程度、固形の緩効性肥料を与えます。

5.植え替え・植え付け

鉢植えは1〜2年に1回植え替えをします。4月〜10月の真夏の高温期を避けて植え替え・植え付けます。

6.剪定・花芽について

ハツユキカズラは蔓性植物なので剪定をしない場合はどんどん蔓を伸ばし樹形が崩れていきます。
剪定に強いのでコンパクトにまとめたい場合は剪定をしましょう。
地を這いながらどんどん伸びていくのでグランドカバーに適しています。
翌年咲く花芽は今年の花後6月辺りに付くので、翌年花を咲かせたい場合は6月の花後に剪定を行いましょう。
ハツユキカズラの魅力は何と言っても色あざやかな葉色にあるので、特にこだわらなければ剪定は真夏と真冬を避ければいつでま良いです。