ディコンドラ(ダイコンドラ)の育て方

2019年12月3日春の花,夏の花,多年草,季節の花,ヒルガオ科

ディコンドラ 

科名 ヒルガオ科 多年生植物
属名 ディコンドラ属 花色 白 2㎜ほどと小さく観賞価値はない
名  Dichondra 草丈 高さ10cmほど
匍匐性で1m~とよく伸びる
耐寒性 やや弱い 日照条件 以下参照
耐暑性 強い その他 匍匐性 カラーリーフ グランドカバー
 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
開花🌼🌼🌼🌼🌼
肥料🍦🍦🍦🍦🍦🍦
植え付け
植え替え
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ディコンドラは匍匐性の柔らかく細い茎に小さなハートに似た形をした葉をつけ、グランドカバーやハンギングにして鑑賞されています。
ディコンドラには主に扱われているのが銀白葉のアルゲンテアと緑葉のミクランサの2種類で、見た目は色合い以外はほとんど変わりはありませんが、性質が異なる為ここではアルゲンテアとミクランサの育て方についてご紹介します。
アルゲンテアはシルバーフォールズ、ミクランサはエメラルドフォールズという名で流通されている事が多いです。

銀白葉のアルゲンテア

1.性質と生育環境

アルゲンテア シルバーフォールズ argentea ‘Silver Falls’

葉は銀白葉。日当たりが悪いと銀白がでなくなるので日当たりの良い場所で管理します。
真夏の強光にも強く日当たりで元気に育てちます。
乾燥を好み多湿に弱く梅雨の長雨や蒸れるのが苦手なので、風通しが良く水はけの良い場所に植えつけます。

ミクランサ エメラルドフォールズ  micrantha‘Emerald Falls’

葉は緑葉。日当たり〜半日陰で生育します。
多湿を好みジメジメした土壌で育つので水草として扱われることもあります。
乾燥するとたちまち枯れこむので水切れをしないように注意が必要です。

 

〇どちらも冬は暖地であれば常緑のまま越冬できます。
寒冷地だと霜や寒風で地上部が枯れますが、根が生きていれば春に再び芽をだします。
春〜秋に小さな花をつけ種がとれますが、花は小さすぎて鑑賞目的にはなりません。

3.用土

市販されている花の土か、赤玉土7・腐葉土3のブレンド土。
アルゲンテアは乾燥を好むためこれらにパーライトや川砂などを少量混ぜ込み排水性を高めてあげると良いです。
ミクランサの場合は逆に湿った土壌を好むためピートモスのような保水性の高い用土を少量加えてあげると良いです。

 

4.肥料

4月〜10月に月に1度薄めた液体肥料か固形の緩効性肥料を与える程度で、あまり頻繁に与える必要はありません。

5.植え替え

1年〜2年に1度、4月〜5月か9月〜10月に植え替えます。

6.増やし方

大きくなった株は植え替え時に株分けをして増やします。
花後に種がとれるので4月〜6月、9月〜10月に蒔きます。
挿し芽・茎伏せでもふすことができ、今年伸びた健康な茎を10㎝〜程に切り土に寝かせて軽く土をかけておくと発根して活着します。