カーネーションの育て方
カーネーション
科名 | ナデシコ科 | 生 | 多年生植物 |
属名 | ナデシコ属 | 花色 | 赤・ピンク・白・黄色・橙色 |
学名 | Dianthus caryophyllu | 草丈 | 20cm~40cm |
耐寒性 | 強い | 日照条件 | 日向 |
耐暑性 | 強い | その他 | 常緑性 |
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
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開花 | 🌼 | 🌼 | 🌼 | 🌼 | 🌼 | |||||||
肥料 | 🍦 | 🍦 | 🍦 | 🍦 | 🍦 | 🍦 | ||||||
植え付け 植え替え | 🌱 | 🌱 | 🌱 | 🌱 | 🌱 |
1年のうち春と秋に美しい花を咲かせるカーネーション。
母の日のギフトの定番として親しまれ、切り花や花かごでよく見られます。
多年草で耐寒性・耐暑性ともに強く上手く育てれば翌年も咲かせる事ができます。
1.日当り
カーネーションは日当りを良くする事で沢山花をつけるので、戸外の日中日が当たる場所で管理します。
真夏は昼過ぎ〜夕方にかけての強い西日を避け、午前中に日の当たる半日陰になる場所で管理します。
耐暑性・耐寒性ともに強いですが、梅雨の長雨や真夏の直射日光、また冬季の霜は苦手です。
そのためカーネーションは地植えもできますが、鉢植えで育てたほうが適所に移動させることができ管理がしやすくなります。
春と秋は戸外の日当たりで管理し、雨の日は軒下に移動させます。
梅雨は降雨の当たらない軒下の風通しの良いの良い場所で管理します。
真夏の強い西日の直射日光を避け、風通しの良い場所で管理します。
冬は寒冷地であれば室内に取り込み日当たりが良く暖房の風が当たらない場所で管理します。
2.肥料
開花期である春と秋に液体肥料を10日に1度与えるか、固形の緩効性肥料を月に1度与えます。夏と冬は生育が衰えるので肥料は必要ありません。
3.水やり
多湿を嫌うのでやや乾燥気味に管理し土の表面が乾いてからたっぷり水をあげましょう。
表土が乾かないうちに水をやったり降雨に当てていると根腐れして枯れます。花に水がかかると傷んでしまうので、花に直接かけないように注意しましょう。
地植えの場合は梅雨時期などで長期間降雨が当たらないように注意して下さい。
4.用土
市販の花苗の土か、赤玉土7・腐葉土3をブレンドしたものに固形の緩効性肥料を混ぜ込みます。
水はけと通気性を高める為に1割程大粒の赤玉土や鹿沼土を混ぜ込むと良いです。植え付けの2週間前に苦土石灰を混ぜておきます。
5.花がら摘みと剪定
花がらや枯れ葉は小まめに摘み取ります。これらを放っておくと病気になったり花付きが悪くなります。
開花期が終わる梅雨前と霜が降りる前に全体を剪定します。
3分の1〜半分ほど剪定し、脇芽を増やす事で一回り大きくこんもり育ちます。
混み合っている所は根元から摘み取って風通しを良くしてあげましょう。
6.植え替え
植え替えは残暑が過ぎ去り朝晩が涼しくなってくる9月〜10月に行います。
7.増やし方
挿し芽で増やす事ができます。
長く生きている株は年月と共に老化し生育が悪くなっていくので挿し芽で増やし株を更新していきます。
適期は4月〜6月・9月〜10月で、根元から伸びる茎の節目から出る5㎝〜程に伸びた脇芽を摘み取り挿し芽専用土に挿します。
土に触れる部分の葉は取り除き、半日陰で水を切らさないようにして1ヶ月程で根が伸びてくるので小さめな鉢かポットに植え替えましょう。
茎が伸びてきたら摘心をして脇芽を増やし株を大きくしていくと挿し芽をしてから大体1年後に花が付きます。