シクラメンの夏越し・休眠させる夏越し
シクラメン
科名 | サクラソウ科 | 生 | 多年生植物 |
属名 | シクラメン属 | 花色 | ピンク・白・赤・紫・赤紫 |
学名 | Cyclamen persicum | 草丈 | 20cm~70cm |
耐暑性 | 弱い | 日照条件 | 日向 |
耐寒性 | やや弱い | その他 | 室内で育てる |
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
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開花 | 🌼 | 🌼 | 🌼 | 🌼 | 🌼 | 🌼 | ||||||
肥料 | 🍦 | 🍦 | 🍦 | 🍦 | 🍦 | 🍦 | 🍦 | 🍦 | ||||
植え付け 植え替え | 🌱 |
冬から春にかけて綺麗な花を沢山咲かせたシクラメンは、日本の夏の高温多湿に耐えられないので球根が腐り枯れてしまいます。
花が終わり5月頃になると葉がなくなりそこで廃棄する事が多いですが、夏越しさせて秋に再び綺麗な花を開花させることができます。
夏越しさせる方法は2つあり、休眠させる方法と休眠させない方法です。
と言ってもシクラメンは日本の梅雨、夏の気候に非常に弱いので成功率は低いです。
初めてチャレンジする方や、他にも植物が沢山あり手入れに忙しい人はあまり手のかからない休眠させる方法で夏越しをやってみましょう。
1.5月〜6月から始まる!休眠させる夏越し
シクラメンは4月頃に花が終わり葉だけになります。
5月になると葉が落ち始め休眠する準備を始めます。
6月になり葉が完全になくなって休眠に入るのでここで水やりを完全にやめます。
葉が残っている場合は根元から茎が残らないように手でぬきとります。
土に葉が落ちていたら全て取り除きます。
球根植物は4月〜9月の高温多湿期に球根腐敗病を発生しやすくなるので、休眠させる前に※ベンレート水和剤を散布しておくと安心です。
(※ベンレート水和剤とは多くの病害に対し予防・治療の効果をあらわす多用途の殺菌剤。球根腐敗病は気温が20度以上で発生しやすくなるので、4月〜5月中に球根を消毒しておくと良い。)
2.完全に水やりをやめたあとは
6月に入り水やりをやめたら、高温多湿に非常に弱いので戸外の風通しの良い涼しい場所、軒下の雨の当たらない日中明るい日陰になる場所で管理します。休眠しているので降雨に当たると球根が腐り枯れてしまいます。
室内は風通しが悪く高温になるのでおすすめしませんがやむを得ない場合は、換気をよくし風通しの良い明るい日陰で管理します。
クーラーの風に当たると非常に乾燥するので避けます。
この状態で8月下旬まで何もしません。
3.8月下旬に植え替えをする
8月下旬〜9月上旬に植え替えをします。
球根を触ってみて硬くしっかりしていてるようなら夏越し成功です。
早いものだと新芽が出てきます。
ぺこっとへこんでいる、ブヨブヨする、カビが生えているようなら枯れているので残念ながら夏越し失敗なので悲しいですが廃棄しましょう。
用意するもの
【底面給水鉢の場合】
●一回り大きい底面給水鉢
●シクラメン専用土
orブレンド土(赤玉6・腐葉土3・パーライト1)
鉢底ネット
【普通の鉢の場合】
●一回り大きい鉢
●シクラメン専用土
orブレンド土(赤玉土7・腐葉土3)
●底石
●鉢底ネット
一回り大きい鉢に植え替えます。
今の鉢より大きい底面給水鉢がない場合は同じ大きさでも構いません。
底面給水鉢の場合は底石を敷きませんが、細かい用土が流れ出るのを防ぐための鉢底ネット敷いておきましょう。
根を崩すと弱ってしまうので、根を崩さないよう軽く土を落とし球根の上部半分〜3分の1程地上に出します。
底面給水でない鉢の場合は底石を敷き詰めて水はけを良くしましょう。
4.9月の管理
◇置き場所◇
まだ残暑が残る間はこれまでと同じです。
◇日光◇
残暑が残る間はまだ直射日光は避けます。
地域によりますが9月中旬〜下旬の涼しくなった頃に徐々に半日陰に異動させましょう。
◇水やり◇
新芽が出始め涼しくなってくると給水が早くなりますが、まだまだ葉が少ないので表面が乾いてから2〜3日あけて水を与えてください。
◇肥料◇
新芽が出始めたら薄めた液肥を2週間〜月に一度与えます。
5.10月以降の管理
◇置き場所◇
10月に入り秋風が吹き始めたら戸外の半日陰、室内でも窓側の午前中日が当たる場所へ移動させ良く日光に当てます。
◇肥料◇
薄めた液体肥料を2週間〜月に1度与えます。
◇水やり◇
11月には外していた底面給水鉢の鉢底を元に戻し、土に直接水をかけるのではなく鉢底カバーの吸水口から水を入れます。
◇寒さが増して来たら◇
耐寒性が弱く霜に当たると枯れてしまいます。
地域によりますが霜がおりる前、最低気温が10度を下回る前に室内の日の当たる窓側に異動さてください。
暖房の風が当たらない所で管理し、部屋の温度が5度を下回らない、尚且つ15度~20度以上にならないように気を付けましょう。
休眠させて夏越ししたシクラメンは、休眠させずに球根を太らせたシクラメンよりも1ヶ月程開花時期が遅く開花期間が短くなります。
◇葉組み◇
購入時花が中心にあり葉が花の周りを囲んだ形状になっていますよね。
これは葉組みと言い真ん中から生える葉茎を周りの葉にからませて花茎が真ん中に来るように整えてあげましょう。
6.おわりに
休眠させる夏越しは生育環境を整えておけば約3ヶ月放置しておくので気兼ねなく挑戦出来ますね。
休眠させない夏越しよりも開花期間が短いですが、それでも過酷な夏を乗り越えまた花を咲かせてくれたらとても嬉しいものです。