カリブラコアの育て方

2019年12月3日春の花,秋の花,夏の花,多年草,季節の花,ナス科

カリブラコア   

科名 ナス
多年生植物
属名 カリブラコア属 花色 白・黄色・橙色・赤・ピンク・紫
学名 Calibrachoa 草丈 20~30cm
耐寒性 半耐寒性 日照条件 日向
耐暑性 普通 多湿が苦手 その他 四季咲き性
1年に1回別の場所に植え替える
弱酸性の土壌

 

 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
開花🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼
肥料🍦🍦🍦🍦🍦🍦🍦🍦
植え付け
植え替え
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カリブラコアはナス科の多年草で、近縁種であるペチュニアの花を小さくしたような形の直径2〜3㎝程の花を沢山咲かせます。
開花期間が4月〜11月と長く園芸の定番とも言える人気の花です。
霜の降りない暖地では戸外で越冬することができますが、霜が降り寒風が吹き付ける寒冷地では室内に移すか、地植えであれば寒冷紗を掛けるなどして越冬対策が必要です。
ナス科は同じ場所に長期間植えていると連作障害が起き、数年植えっ放しにしていると枯れてしまいます。
そのため1年に1回のペースで植え替えます。

↓越冬したカリブラコアのスーパーベル。寒さに当たり葉が汚くなっている。

1.性質と生育環境

カリブラコアは戸外の日当たりが良く風通しの良い場所で管理し、地植えの場合は水が溜まらない水はけの良い土壌に植えつけます。
4月〜11月の長期間開花し、小輪花を次々と咲かせるので花ガラは小まめに摘み取りましょう。
適度に摘芯をするとそこから分岐し、大きくこんもりと育てる事ができます。
半耐寒性で霜の降りない暖地では戸外で越冬することができます。
霜が降り寒風が吹き付ける地域や寒冷地では寒冷紗を掛けたり、鉢に移し霜と寒風の当たらない日当たりの良い場所で越冬させます。

若干多湿が苦手なので梅雨時期にあまりに長期間降雨にさらされると腐って枯れる事があります。
そしてナス科の植物は数年同じ土壌に植え付けていると連作障害を起こすので、地植えでも毎年違う場所に植え替える必要がありこれらの事を踏まえると鉢植えが管理しやすいかと思います。

2.用土

市販の花の土か、赤玉土7・腐葉土3のブレンド土。
水はけ、通気性が良く弱酸性の土壌を好むのでピートモスなど酸度が高い物を1割〜程加えると元気に育ちます。
中性〜アルカリ土壌では上手く育たないのでピートモスや鹿沼土を加え弱酸性土壌にしましょう。
多湿がやや苦手で長期間多湿状態が続くと腐って枯れてしまうので、水が溜まらない水はけの良い土壌に植えつけます。

3.水やり

地植えは降雨に任せますが、真夏の日照りが続き土壌がカラカラに乾いているようであれば様子を見て水をあげます。
鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷり水をあげて下さい。
多湿がやや苦手なので梅雨時期の水のやり過ぎに気をつけます。
真夏に日中日の当たる場所にある場合は水切れを起こさないよう朝晩の2回水をあげてください。
冬は水やりは控えめに土の表面が乾いてから2〜3日してからたっぷり水をあげて下さい。

4.肥料

成育期と開花期である4月〜11月に10日に1回程度薄めた液体肥料を与えるか、月に1回固形の緩効性肥料を与えます。
肥料切れになると開花が少なくなるので定期的に与えましょう。
真夏に日照りが続き猛暑で成育が鈍っていたり元気がない場合、残暑が落ち着く9月頃まで肥料はストップしましょう。

5.植えつけ・植え替え

植え付けは3月〜6月の梅雨入り前までに行います。
植え替えは霜の心配がなくなった4月〜6月の梅雨入り前まで、残暑が過ぎた9月に植え替えます。
ナス科は連作障害を起こし植えっ放しにしていると枯れてしまうので、鉢植えも地植えも毎年この時期に掘り起こし1年に1回植え替えましょう。