キダチアロエの育て方 (木立ちアロエ)
キダチアロエ
科名 | ススキノキ科 | 生 | 多年生植物 |
属名 | アロエ属 | 花色 | 赤橙色 |
学名 | Aloe arborescens | 草丈 | 20cm~2m |
耐寒性 | やや弱い | 日照条件 | 日向 |
耐暑性 | 強い | その他 | 乾燥を好む |
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
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開花 | 🌼 | 🌼 | 🌼 | |||||||||
肥料 | 🍦 | 🍦 | 🍦 | 🍦 | 🍦 | 🍦 | 🍦 | |||||
植え付け 植え替え | 🌱 | 🌱 | 🌱 | 🌱 | 🌱 |
観賞用、食用として栽培されているアロエは古代より薬用の皮膚病の薬として利用されています。
アロエの中でも薬効となる成分が含まれているのは木立ちアロエとケープアロエのみとされています。
様々な効果効能をもたらすとされるアロエですが、妊娠中の使用は子宮収縮作用があるため避けるべきであり、12歳以下の小児の摂取、授乳中、胃腸が弱い方の方は使用服用に注意が必要です。
乾燥と温暖な気候を好み、霜に当たると枯れてしまいます。
12月〜翌年2月にかけて自身の草丈よりもさらに高い花茎を伸ばし赤橙色の花を咲かせます。
1.性質と生育環境
アロエは戸外の日当たりが良く風通しの良い水はけの良い場所に植え付けます。
アロエの葉はとても分厚い多肉質で、葉に水分を溜め込む事ができるため乾燥した環境を好みます。
耐暑性が強く育てやすいですが、耐寒性が弱く霜の降りる地域や寒風が吹き付ける寒冷地では戸外で越冬することはできません。
地植えにしている場合は鉢に移し替えて室内に取り込み、暖房の風が当たらない日当たりで越冬させます。
霜の降りない暖地だと寒冷紗などの寒さ避けを施してあげれば戸外の地植えで越冬できます。
2.用土
市販の花の土か多肉植物の土。
花の土は水はけが良くなるように川砂かパーライトを1〜2割ほど混ぜ込んでください。
ブレンドする場合は赤玉土5・腐葉土3・川砂orパーライト2。
地植えにする場所は水が溜まらない水はけが良い場所に植え付けましょう。
3.水やり
地植えの場合は年間を通して降雨に任せます。
鉢植えの場合は土の表面が乾いてからたっぷり水をあげてください。
アロエは非常に乾燥に強いので水やりを少々ずぼらにやっても枯れません。
乾かし気味に管理しましょう。冬の間は1カ月に1度程度。
4.肥料
植え付けの際に元肥として固形の化成肥料か有機肥料を混ぜ込みます。
地植えは追肥は必要ありません。
鉢植えは生育がイマイチの場合は4月〜10月に月に1回程度追肥をして下さい。
食用や外用に使用するのであれば有機肥料ににするか化成肥料にするかはよく吟味してご自身の考えに合うものを使用して下さい。
5.植え付け・植え替え
植え付け・植え替えの適期は霜の心配がなくなった4月〜6月です。
鉢植えは1年に1回植え替えましょう。
適期を過ぎても残暑が過ぎた9月〜10月でも植え替え可能です。
6.増やし方
挿し木と株分けで増やす事ができます。
適期は4月〜9月で、株分けは植え替えをする際に親株の横についた子株を切り離して植え替えます。
挿し木は親株の横から出た子株を1本切り取り、風通しの良い明るい日陰で切り口を1週間ほど乾燥させて、十分に乾いてから新しい用土に挿します。
収穫を繰り返し下葉がなくなりバランスが悪くなった株は茎ごと半分ほどに切り取ります。
切り取った上部の切り口を1週間ほどかけ十分に乾かしてから土に挿します。
切り取った上部を失った下部は再び葉を伸ばします。